刺繍データー作成ソフト「刺繍pro10」について…その1

みかさベースでは 業務用とまではいきませんが、刺繍ミシン(ブラザーNX2700D)のご利用も可能です。

オリジナルデザインの刺繍を行うには 「PC刺しゅうデータ作成ソフトウェア 刺繍pro10」を使用するのですが、使用方法について、何度か、ご質問を頂きましたので、要点を少しだけ、まとめてみます。

刺繍データーの作成方法としては 大きく分けて

1.PC刺しゅうデータ作成ソフトウェア 刺繍pro10」のみで作成

2.イラストレーターや、インクスケープ等で作画したデーターを「刺繍Pro10」に取り込む

3.イラスト(bmp等)や、写真(jpg等)を「刺繍Pro10」にて、刺繍データーに変換する。

となりますが、今日は 基本中の基本でもある、上記1の方法をザァーといきます。



刺繍PRO10のみで、作成


文字や、簡単な図形だけなら、刺繍PRO10のみで、データーを作成された方が簡単です。
また、基本操作でもありますので、刺繍ミシンや、刺繍PRO10の購入を検討されている方や、「どんなモノか、検討も付かない!」という方は よろしければ、参考にしてください。

刺繍Pro10を開き、「デザインページを設定する」







使用する刺繍枠の種類や、向き、大きさ等を指定します。






刺繍する生地を指定します。






ここから、デザインの作成です。まずは 文字を打ってみます。

「文字ツール」を選択






刺繍Pro10に入っているフォントの他、既に、PCにインストールされているフォントが使用可能です。お好みのフォントを選びます。






刺繍したい文字を打ち込み、位置や大きさを合わせます。(イラストレーター等と、ほとんど同じ感じです)






右側のツールを使って、文字を変形させたり、角度を変えたりできます。
また、マウスで、直接、変形したりもできます。






文字の形が決まったら、「ぬい設定」で、線と面の縫い方を指定します。
イラレなどでは 「文字の縁取り」や、「パターンの設定」のような感じですね。






文字のデザインが、おおよそ決まったら、右側のツールで、「糸色指定」で色や、「ぬい方設定」で、糸密度や、縮み補正ステッチのタイプ等を指定しますが、最初は 比較するものがないと分からないので、ディフォルトで行い、徐々に感覚を 掴んでいく方が良いと思います。






文字の設定は これで終わりです。
次に、簡単な図形を作ってみます。

「図形ツール」より、線や図形を選んで、描きます。ここでは 超簡単に、日の丸(日章旗)のデザインです。






図形(四角や丸)を 文字の時と同様に、色や縫い方、重なり部分の処理などを 指定してデーターとしては完成です。






確認のため、「表示」→「ステッチシュミレータ」にて、ステッチの動きが、画面上で、観ることができます。






問題がなければ、一旦、USBメモリーに保存して、ミシンに読み込ませれば、データー通りの刺繍がされる…はずです。

これらの操作は イラストレーターや、エクセル等で、ロゴや、マークを作ったことある人でしたら、感覚的にすぐに、解ると思いますし、みかさベースにて、ご利用の方には 当然ながら、アドバイスさせていただきます。







で、刺繍してみたのが、こちら。

旗の背景の糸密度は もう少し多い方が良かったかな?



但し、オリジナルのロゴや、デザインなど、少し複雑な形になると、この方法では難しいかもしれません。(出来なくはないと思いますが…)

イラストレーターや、インクスケープなど、普段、使い慣れたソフトで作画し、取り込む方が、楽な場合もあると思いますが、取説には 詳しく記されていませんし、ネット上でも、あまり情報が出ていないようなので、次回は

2.イラストレーターや、インクスケープ等で作画したデーターを「刺繍Pro10」に取り込む 

をアップする予定ですしました!(個人的には コレ↑が主流で、刺繍してます…)

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