スタンピングリーフやラバーシートで、革に箔押し風の加工をしてみた


メーカー品の財布や、パスケース等の内側に、このような、金色のデザインが施されているモノがありますよね?
ホットスタンプによる箔押しや、ガーメントプリンターによるプリント等、工法は色々ありそうですが、みかさベースには そのどちらも持っていないので(涙)、代用方法として、
1.スタンピングリーフ
2.熱転写ラバーシート
の2通りをやってみますw

スタンピングリーフとは コピーした文字や絵の上に、アイロン等で熱を加えると、簡単に金箔文字にできるというモノ♪

この上に金色面を上に、アイロンで熱を加えると、トナーに反応して、黒色の部分だけ、金箔が貼られるという、超便利なモノ♪
特殊な機械や道具がいらないので、お手軽で、便利ですねww

アイロンの温度は 「中」位がよいらしいのですが、温度が高すぎると、シワができちゃうので、最初は低めで押し付けて、徐々に温度を上げながら、伸ばすように押し付けたほうが、上手くできると思います。
(クッキングシートの上からアイロンを掛けたほうが安心です♪)

完全に冷めてから、 スタンピングリーフ をゆっくり剥がすと、 箔押し風に仕上がります♪
一部、貼り抜け部分がありましたがw、この場合、そ~とシートを戻して、再加熱するか、プリント(コピー)時、トナー濃度を上げると、解決しやすいと思いますが、今回は コレが目的ではないので、割愛♪
で、ここからが、本題
この スタンピングリーフ は 裏面に加工されている糊が、トナーに反応して溶けることで、接着される(らしい)が、レーザープリンターや、コピー機に「革」を入れる訳にはいかないので(笑)、どーしましょう?
「トナー転写」(詳細は後日)も考えたのですが、トナー濃度が、どうしても減る(薄くなる)と思うので、ん~???
そこで、トナーに反応するなら、他に反応する(接着される)モノはないかな?
成分の「アクリル樹脂」が反応するのかな?
正確な理由は わからないけど、結果的に貼り着くモノを発見できたので、ちょっと舞い上がっています(笑)
ただ… 金箔 にしたい部分だけに レザーコート を塗ることはできないので…www

黒白反転のデーターを作り、普通紙に、レーザープリントします。

紙に転写されなかった不要な部分をアセトン入りの除光液を少量含ませた綿棒や、鉄筆、つまようじなどで、除去します。

縁周りの不要な部分を切り取って♪

レザーコートを塗り、完全に乾いた革 に、アイロンプレスします。
低温で押し付けた後、少し温度を上げて、ゆっくりスライドさせたり♪

熱い状態で、細かい部分を丸鉄筆などで、押し付けたり♪
これを何度か繰り返して、冷めてから、ゆっくり剥がしてみると…

何とか、貼り着けることが、できました!
ちょっと、雑ですが(笑)、アイロンの温度や、押し付け方、時間等、もう少し工夫すれば、もっと、キレイにできると思います(何事も、経験、練習ですねw?!)

金箔は 革に染み込んだような感触で、軽く反らしてみても、完全に一体化(?)していて、「貼り着けた感」は ほとんどありません。

アップで見ると、こんな感じ♪
爪でこすってみても、簡単には剥がれませんでした。
もっとも、時間の経過や、使用中の擦れなどで、少しづつ薄くなっていくのでしょうが、それも「アジ」ということでw、この方法、使えるかもしれません♪(個人の感想、見解ですが…www)
以前記事、「パーカーバックプリントのベタ塗面積の大きいデザインをラバープリントでやってみた」や、「ラバープリントで、オリジナルTシャツを作ってみた」に使用した、熱転写ラバーシートの金色で試してみます。
*他の形式でも読み込み可能ですが、みかさベースへ、データーを持ち込まれる場合は 加工機器を問わず、dxf形式を基本としております、

カット後、不要部分をデザインカッターや、つまようじなどで、取り除きます。
いわゆる「カス取り」です♪

設定温度を「中」にして、アイロンプレスします。
スチームアイロンを使用する場合も、蒸気は出さず、また、底面に「穴」が開いているので、温度ムラが生じないように、少しづつ、スライドさせながら、押し付けます。

完全に冷めてから、アプリケーションシートを剥がし、クッキングシートを乗せて、再加熱、プレスすると、しっかりと張り着きます♪

アップで見ると、こんな感じ♪
熱転写ラバーシート は 不透明度が高いので、革の色が透けることなく、はっきりと発色されて見えます。

写真では判り難いですが、 スタンピングリーフ よりは厚みがあるので、「貼り付けた感」が若干あり、つまようじを押し当てると、ちょっと、突っ掛かる感触です。
今回、2つの方法を試しましたが、簡単で失敗が少ないのが、 熱転写ラバーシート で、
市販品に近い仕上がりが、 スタンピングリーフ のようです。
スタンピングリーフ は トナー濃度や、温度設定、プレスの工程において、ちょっとしたコツや手間が必要ですが、特別な機器や道具が必要ないことも、魅力の一つですね♪
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