オリジナルのデザインを抜染でプリントしてみた






オリジナルのデザインをプリントしたTシャツや、パーカーなどを販売している人から、
「今度は 抜染でプリントしたい」
という話が出まして…

抜染プリントといえば、某有名ブランド品でも採用されている工法ですね?!
みかさベースとしても、大変興味がありますので、一緒にやってみましょう♪




*抜染に必要な部材は「業務用途に限る」となっておりますので、今回は販売元や、品名等の公表は差し控えさせていただきます。




毎度のことながら、その方のデザインを載せる訳にはいかないのでw、お馴染みの「みかさベース」デザインでの実験です。




工程としては インクによる、シルクスクリーンプリントと、ほぼ同じですが、一連の流れをザぁ~と♪




シルクスクリーンプリントに関しては 過去記事にて




プリントするシャツのシワを取り、プリント位置をチャコペンで、マーキング♪




シルクスクリーン印刷機にセットして、位置や、オフコンタクトを調整します。




抜染するための溶剤、薬品を規定の分量を合わせ、よく攪拌します。
換気&マスク装着でも、結構な匂いがありますw
フィルム現像液(知ってる?)と漂白剤を混ぜたような匂いです(笑)




シルクスクリーンインクと比べ、かなり、シャバシャバしています(飲むヨーグルト位?!)ので、ヘラではなく、スプーンを使いました♪




粘度が低いので、滲まないよう且つ、均一になるように、スキージをストローク…これは、結構練習が必要かも?!

写真では白く見えますが、実際には「濡れている」程度




少し時間が経つと、ほとんど見えません。
大丈夫だろうか?www

抜染は そのままでは色が抜けません。
熱を加えて、揮発させることで、色が抜ける仕組みです♪




アイロンや、ホットガンでは熱にムラが出る(均等に抜染されない)ので、ヒートプレス機を使います。




加熱後…お!
はっきりと、プリントされている!!




*着用前に水洗いが必要です




同じ版を使って、インク(ラバダの白色を使用)でプリントしたものと、比較してみます。
一見、単なる色違いに見えますが…




抜染によるプリント




白インクによるプリント




アップで見ると、抜染は生地そのものの色が変化しているので、凹凸感がなく、経年劣化による、ひび割れや、色落ちなどの心配がないのが、イイですね!




抜染によるプリント




白インクによるプリント




抜染後の色は元の色によって、変わります。

今回の「黒」ではベージュぽい色でしたが、他の色、赤や、青、国防色など、どんな色に変化するのか?

また、薬品を混ぜ合わせる比率や、加熱温度、時間等、まだまだ、工夫と経験が必要ですね?!

課題と楽しみが増えました(笑)

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