ダンボールにプリント…スタンプ、シルクスクリーン、昇華転写を比較してみた






先日、届いた品のダンボールを何気なく見ていたら…そう、大体の会社は ロゴとか、製品名とか、プリントされてますよね。

派手なモノから、かっこいいモノ、細かく宣伝文が載っているモノなど…




で、こちらの「モノタロウ」さんは非常にシンプルで、何故か気に入ってしまったのですよw

ごちゃごちゃ書かずに、赤一色で抜き文字という、潔さというか…




なら、みかさベースバージョンを試したくなる訳でして…
もっとも、デザインをパクる気はありませんが、工法を吟味する上で、一旦、似たようなデザインを作って比較してみますww




ダンボールにプリントするなら?



大量に必要なら、印刷屋さんに頼むのが一番ですが、「少量で」「必要な都度」「自宅で」となると、

〇スタンプ

〇シルクスクリーン

の2択ですが、今回は実験も兼ねて、昇華転写も加えて、試してみます♪




* 昇華転写 に関しての関連記事

昇華転写プリントについて、工法、感想、工夫、その他いろいろ…その1
昇華転写プリントについて…その2、プリンターについて、いろいろ
昇華転写プリントについて…その3、熱転写プレスについて、いろいろ




スタンプで実験



レーザー彫刻機の制御ソフトで、単純なデーターを作ってみました♪

通常スタンプは 今回のようなベタ面積が多い「抜き文字」には あまり向かないので…




なるべくインクが乗るように、スタンプ用ラバーの全面を荒く削ってから(正確には「焼く」ですが…)文字部分を凹ませます。




カット、洗浄後、端材の板と、取っ手を付けて、簡易スタンプの完成です♪




インクが馴染むまで、何度かペタペタした後、コピー用紙に捺してみました。(なぜかピンボケww)

スタンプ感はある(当たり前ですが…)ものの、一応、アリかな?と思えるのですが…




実際に押すと、ダンボールは 構造上、表面はガタガタしており(補強材の当たる部分と、当たらない部分の関係)、キレイにスタンプができませんでした。




*スタンプの作り方や、ダンボールの種類、工夫により、改善の余地はありそうですが…




シルクスクリーンなら?



まぁ、これが一般的(?)なのでしょうか?
仕上がりも想像できますが、比較の為に、同じデザインでやってみますww




シルクスクリーンの版を作る工程は今回割愛しますが、実はこのとき、ちょっとしたアクシデントがありまして…話が反れそうなので、それも割愛(後日ネタ)にして、とりあえず、製版しましたww




版の作りが雑ですが…今回限りの実験用なので、これでイイのです(笑)

ダンボールの表面は 撥水的な加工をされているモノもあるので、インクとの相性もありますが、これらは経験済ですww




はい、予想通りに、キチンとできました♪

…が、版を作る手間(一度作れば、イイだけですがw)や、乾燥時間、後始末を考えると…n~n、また、1~2枚なら、インクも不経済になるかもしれませんねwww




ダンボールに昇華転写は?



昇華転写は「ポリエステル100%」以外は不向き(不可)ですが、そもそも「転写紙」だって、紙ですから(表面に、それなりの加工がされているとは思いますが…)ダンボールなら?っということで、イラストレーターで、色を赤に変えて、昇華インクでプリントアウト♪




熱プレス機を ダンボールを「潰さない程度」且つ、「圧着される程度」に調整♪

温度が上がるまで、コーヒータイム♪




転写したい場所に置き、190度120秒で試します。

ダンボールの表面加工(?)の成分や、張り合わせ部分の糊(?)が溶け出すとプレス機が汚れるので、全面養生(今回は A3コピー用紙で代用)しました♪




加熱プレス後、転写紙を剥がしてみると…おっ!きれいに転写されています♪

プレス段差も目立たないし、ダンボール表面の「焼け」も気になりません♬




「耐水テスト」と称してw、先ほどの「モノタロウ」さんのダンボールにも転写して、水を染みらせた綿棒で、コリコリしてみます。

プリント面は 滲む程ではありませんが、若干、綿棒に「赤」が着きました…やっぱ弱いかな?と思いつつ…




元プリントの「モノタロウ」さんの部分も水で擦ってみましたが…あっ、若干、滲むじゃん!

両方同じ位?
むしろ、昇華転写の方が、強いんじゃね?www

なら、実用には 許容範囲ということで♪




が!




昇華転写 された紙は 「古紙には混ぜないで」という自治体が多いようですので、その旨明記するか、自己使用に限られちゃうかな~(結局、実用には向かないじゃん!!)




ということで、今日は一体、何をしていたのでしょう?wwww
ま、実験、検証、比較のための遊びですから、「これで、いいのだw」

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