ピック型アクセサリーを作ってみた~エッチング編


前回のレーザーマーキング編に続いて、「 2.真鍮板をエッチングで、文字やマークを溶かして、色入れ する方法 」をやってみました。




前回、カットした真鍮板を使用します。




通常、マスキングは カッティングシートを切り抜いたり、トナー転写をする場合が多いですが、今回は、文字や模様が細かいので、ラッカースプレー塗装で、全体を塗り、マスキングします。




塗装が乾いたら、レーザー彫刻機で、腐食させたい部分を焼き切ります。
前回は マーキング剤の使用でしたので、照射した部分だけ残りましたが、今回は逆に、ラッカー塗装を剥がすことになります。




削りカスを洗い流します




腐食液は アマゾンから

腐食液 塩化第二鉄液 2L

を利用しています。







腐食液の温度は 40°~45°にして、腐食面を下に向けて浸します。容器の底面との間に、すき間を作るため、スポンジなどで台にする必要がありますが、今回は切り取る部分がありますので、角を少し曲げることで、すき間をつくります。




途中、温度チェックや、撹拌をしながら、約60分後、腐食具合を確認して、中和剤に浸します。
十分に中和できたら、水道水で、洗い流します。




糸ノコで、大まかにカットして、グラインダーや、ベルトサンダーなどで、形を整えます。
その後、ミニルーターや、ヤスリなどで、仕上げます。




シンナーで、マスキング代わりの塗装を溶かし、凹部分に、色入れします。「塗る」というより、薄めに溶いてから、「溝に溜める」ような感じです。
色を、もっと濃くしたい場合は 重ねて塗るといいのですが、燻したような風合いにしたかったので、これで良しとしました。




シンナーを含ませた布で、表面を軽く拭き、ピカールなどで磨いて完成です。

表面保護の為に、仕上げ液を塗ったり、UVレジンで、仕上げるのもいいのですが、真鍮の風合いを生かすなら、このままの方がいいかな?

次回は また別な方法で、やってみます。




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