ピック型アクセサリーを作ってみた~二層シール編


ピック型アクセサリー完成品




ピック型アクセサリー制作の別工法編です。
以前、「~エッチング編」と「~レーザーマーキング編」でやってみましたが、今回は「浮き文字で、色はシルバー」にしたかったので、カッティングシートを貼り付けたいところですが、通常のカッティングシートは「塩ビ系」なので、レーザーで、焼き切るのは不可(法的、有毒ガス、ニオイ、機械のダメージ等)です。
また、カッテイングマシンでは あまりにも細かすぎるデザインなので、カス取りや、位置合わせも大変だろうということで、二層シールを使用することにしました。




二層シール

二層シールとは その名の通り、表面がシルバで、その下が黒色の二層になった特殊なシールです。
通常は 文字以外の表面(シルバー色)をレーザーで焼き、(もしくは その逆)2層目の黒色を出すことで、黒とシルバーの2色のシールを作れるモノです。




以前行った、「レーザー彫刻で、ロゴプレートを作ってみた」で使用した、二層板のシールバージョンですね。




まずは いつもと同じく、フライス盤で、真鍮板を切り出します。





今回は チェーン穴の部分を上に繰り出しました♪




切り出した真鍮板の表面に 二層シールを張り付け、余分な部分を切り取ります。




レーザー彫刻機の制御ソフトで、治具の切り抜きデーターと、二層シールの彫刻データーを作ります。




位置合わせの為の治具として、端材の板(アガチス材)をレーザーで焼き切り、くり抜きます。




先程の二層シールを張り付けた真鍮板を 治具に、ぴったりと、はめ込み、再度、レーザーのピントを合わせます。




文字や模様以外の部分をレーザーで焼き切ります。
本来の二層シールは 表面(シルバー)だけを焼きますが、今回は黒部分は不要なので、2層目まで焼き切ります。
(本来の使用方法とは異なりますが…)




不要部分のシールは完全に焼き切ったはずですが、真鍮面は出ず、真っ黒にベタついています。シールの粘着剤に焼けカスが、くっついているようです。
マジックリンを筆に着けて、ゆっくり溶かすように、洗います。




洗浄、乾燥後がこちら。
中央付近の「鳥の顔」の線が、ちょっと細すぎたかな? (あ、一応、鳥なんです。三笠市のマークに鳥をモチーフしたデザインなんです。はい…)
これは データー上で、修正する必要がありますが、逆に言えば、こんな細いラインも出せるということで、このまま進めます。




二層シールの厚み、約0.1mm程ですが、真鍮板の厚みが 約1mmなので、僅かながら、立体感が出てます(…よね?)
これが、二層シールでなく、ステンレスを溶接したのなら、このまま立体感を保ちたいものですが、所詮はシール。
ましてや、細かい部分などは、擦れたら、すぐに、剥がれるでしょう。なので…




清原UVレジン

UVレジンで 表面を保護します。
今回は 清原のクリアー ハードタイプを使用します。




中心部から、ゆっくりと、適量と思える量まで、盛っていきます。
厚みを出す必要があれば、数回に分けた方がよいのですが、今回は薄く保護が目的なので、1回で仕上げます。




エンボスヒーターで、気泡を抜きながら、全体に薄く延ばすように、誘導します。
このレジンは ちょっと固めな感じですが、温めてやると、サラ~と伸びていきます。




ピック型アクセサリー完成品

紫外線ライトに、3分程当てて、完成です。
光の当たり方によっては 結構イイ感じに見えるのですが、やはり、細すぎた部分は、輝きも劣る(てか、ほとんど黒っぽい…)ので、もう少し、全体的に太目のラインになるよう、データーを工夫したほうがよさそうです。
次回のテーマとします。




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