Kirahaやスタンピングリーフを版を作らずに、CNC旋盤で直接箔押し(転写)してみた






以前にも何度か、熱を使わないで箔押しができる「kiraha」「スタンピングリーフ」を使って、革や合皮に箔押しする実験を行っていましたが、今回はCNCフライス盤を使って、直接転写してみようという遊びですwww




補足までに、「kiraha」の過去記事はここ

関西巻取箔工業株式会社が製造・販売するボールペンで描ける箔「煌葉-kiraha-」
A4サイズ、3枚入りで、1800円(税、送料別)でした。




ということで、CNCフライス盤を使って、直接転写するための道具作りです♪
使えそうな部材を道具部屋(ガラクタ部屋)から、モゾモゾと…




ロック機能が壊れたボールペン(何で捨てない?www)
金属製だから、何かに使えるかな?って、取っておいたwww




直径約10mmの真鍮の丸棒




この長さでは フライス盤にセットできないので、グラインダーで、適当な長さにカット♪
スタンドに付けた方が、楽ちん、安全♪




ネジタップで、内側にねじ山を作って♪




こんな感じに彫りました♪




真鍮の丸棒をミニ旋盤で、削ったり♪




ダイスで、ねじ山を付けたりして♪




こういう「蓋」を作りました。




先程、切断したボールペンの胴体と組み込んで使う予定です。




次は内部のパーツを作ります。
旋盤で、細くしたり、テーパーに加工したりして




鉄筆が刺せるように、先端に細い穴を開けました♪




鉄筆に使うのは、ミニルーターのビットを加工しますwww




切ったり、削ったりして、打ち込みました♪




で、こういうパーツが出来たところで、




組み上げたら、こんな感じ…名付けて
「短いボールペン風筆圧調整バネ入り鉄筆アタッチメント」
www




コイツをCNCフライス盤のドリルチャックにセットして、使ってみます。




折角なので(?)、テスト文字は筆記体で「mikasa base」
イラレで描いたデーターをCAMソフトで変換して、EMC2に読み込ませてスタート♪




Z値は-1mmの設定でしたが、仕込んだバネのおかげで、イイ感じの筆圧で描いているように見えますが…どうでしょう?

実際の動きは写真では解りずらいので、動画にしてみました↓↓↓一番下です♪




終了後、剥がしてみると…
少し、文字がぼやけている感があるので、微調整が必要ですが、まぁ~イイ感じといったトコです♪




続いて、スタンピングリーフで、試してみます。
本来はトナーに反応させて転写するモノですが、革や合皮をコピー機に入れる訳にはいかないので、




以前と同様レザーコートを両方に薄く塗っておきます。
乾いた頃を見計らって♪




スイッチオン!

比較の為、器機の設定値は同じで行います。




一応、転写できていますが、薄いというか…かすれている箇所がありますね。

走査速度を落とす?圧を上げる?文字を太くする?など、調整や工夫が必要ですね?!




…というコトで、「Kiraha」「スタンピングリーフ」ともに、それぞれ微調整が必要ですが、CNCフライス盤で箔押し(転写)が実用化できるレベルになれば、少数の作製時や、試作時には便利かも知れません。

もっとも、複数作成の場合は 凸型(アクリル刻印)を作った方が便利ですが…www

↓一連の流れを動画にまとめてみました↓





 

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