自作真鍮コンチョを亜鉛メッキしてみた






最近、真鍮板や、銅板を使って、彫刻したり、エッチングして、遊んでいる(?)ので、なんとなく、「メッキしてみようかな~?」と思い立ったので、やってみました。




前回と同様に、フライス盤で、切り出して作った、真鍮コンチョですが、これをメッキしてみます♪




今回のメッキは 単なる「保護や、錆止め」が目的ではなく、「仕上りピカピカ」を目指しますので、本当は ニッケルメッキをしたかったのですが、手元に無かったので、亜鉛板を使用します。
以前は電池を分解して、亜鉛版を取り出していましたが、以前立ち寄ったホームセンターに売っていたので、これを試します。




ちなみに、アマゾンでも売ってました。数百円で買えるなら、電池から取り出す手間を考えたら、こっちの方がいいかもね?


実験用金属板 B-08亜鉛板 150㎜ タなし


次に、DIYメッキで、お馴染み(?)の、サンポールです。
コイツを5倍に希釈します。




バーナーの熱で、酸化(変色)していたので、しっかりと還元、脱脂します。
DIYメッキの仕上りは 下地処理(ツルツルに)と、不純物除去、脱脂の3点に左右されるようです。

そもそも、真鍮って、銅と亜鉛の合金ですよね?
その為か、相性がいいイメージがあります(化学的根拠は解りませんが、経験上…)




我流の電圧装置(降圧)で、約3Vに調整。
当然ながら、プラス極に亜鉛板、マイナス極にコンチョを繋ぎます。

ちなみに、この電圧装置は 電解コンデンサーと、トランジスタ、カーボン抵抗、可変抵抗そして、3端子レギュレータだけの、超簡易的なものです。すべて、ジャンク品(アンプなど)から、かき集めたものですが、意外と、重宝してます(笑)




今、調べてみたら、ディスプレー付きのキットで、1000円ちょっとで売ってました

この方が、手っ取り早くて、安心ですね



KKmoon LM317 AC/DC 電源モジュール 電源基板 降圧モジュール 可変電圧レギュレータ LEDディスプレイ付き


通電すると、すぐに、マイナス側(コンチョ)より、泡が出ます。
この泡が強すぎると、ムラになったり、荒く剥がれやすくなったりするので、他の素材(鉄に銅をメッキする等)の場合、電圧を少し下げた方が良いのでしょうが、今回は、このままで、大丈夫な気がします(根拠はありませんが…)




今回は 開始から約8分で、泡の出が落ち着いてきましたので、そろそろ、取り出してみます。




元の真鍮の色や、輝きは全く無く、全体が黒ずんだ感じです。しっかりと、メッキされている…と思いますので、




しっかりと、中和させてから、洗剤と、水道水で、よ~く洗います。




乾かすと、こんな感じ
黒色というか、灰色というか…とにかく、洗剤を歯ブラシで、ゴシゴシ擦って洗浄しても、剥がれずにいるので、大丈夫でしょう




これをピカールと、シリコンクロス(眼鏡拭き)で、磨くこと数分…




ピカー!!!!(笑)




比べてみると、こんな感じ




ベルトループに取付けてみました。
前回は「真鍮色のコンチョもいいな」と言っておきながら、これはこれで、いいかも!?







今回は 「真鍮板に亜鉛メッキ」という実験を コンチョで試しましたが、今後の、「モノ作りの応用」として考えてますので、

「コンチョにメッキするぐらいなら、シルバー(銀)で作れよ~」

なんて言う人は、MIKASA BASE に来ないでくださいね(笑)

追記:↓↓この工程を動画にまとめてみました。↓↓








*尚、ご自身で試される方は メッキに使用した液の取扱、注意点、処分方法等は 詳しく記されたサイトがたくさんありますので、検索、閲覧の上、安全の確保と法令を厳守してください。

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