バイクシートをタックロールで自作して張替をやってみた
無事、車検が通ったドラスタ400ですが、シートの劣化が気になっていたので、張替たいなぁ~と思いながら、密林で、生地を見ていたのですが、やはり、手に取ってみないと、今一、質感がわかりませんよねぇ~
良さげな生地があっても、上手くできる自信もないし…www
そんな時、ふと立ち寄ったショッピングセンター内の手芸屋さんで、目に入ったのが
合皮ですが、特価で売ってました。
これなら、安心して、失敗できる(笑)!じゃなくて、練習にイイかも?!
やってみましょう。
ちなみに、表面アップは こんな感じ。
今まで、レザークラフトで、小物アクセサリー等は作っていましたが、大きいものは はじめてなので、どうしたらよいものか?
いきなり、現行のシートは剥がしては 完成するまで乗れない(完成するか、わからないw)ので、剥がさずに、表面に養生テープを貼って、継ぎ目をマジックペンでなぞります。
多少、大き目になってしまうかも知れませんが、そこは アンコで、調整します(インチキ上等!!ww)
画用紙に貼りなおして、切り取ります。
縫い合わせ分として 15mm外側にマーキングして、型紙をつくります。
このとき、コンパスが見当たらなかったので、レザークラフトで使用しているネジ捻を使いました。
何とか、型紙ができました。
これを元に、生地を切るのですが、そのまま作るのも、面白くないので、ちょっと冒険してみます。
はい、タックロールに挑戦です♪
現行のシートは剥がしていないので、何度でも安心して、練習(失敗)できますww
タックロールの縫い方は 大きく分けて、2通りあるらしく、一つは 生地の上から、縫い付ける方法。
これなら、何となく、想像できますね♪
もう一つは 折り返した生地の裏側から、縫い付ける方法。
ステッチが、見えない仕上がりで、タックが、より立体的になる感じ。
かなり難しそうですが、練習ですから、失敗前提で、挑戦してみます♪
生地を切り出しますが、折り込む分、短くなっていきますので、10センチほど。長めに切り出します。
生地の裏面から、折り目のラインを引きます。
手っ取り早く、定規の幅で、マーキングしていきます。
折り込みやすいように、ミシン目カッターで、切込みを入れるのですが、いきなり本職の方と同じ工法では 絶対に無理なので、ちょっと作戦を考え、裏面だけ軽く切れる程度にします。
更に、はっきりと折れるよう、合皮の性質を生かし(?)て、アイロンを使って、折り曲げます。
温度が高すぎると、溶けちゃうので、注意しませう♪
全部に、折り目を着けられました。
次は スポンジの準備ですね。
タックロールに使うスポンジは 材質や硬さなどがポイントになりそうですが、田舎では簡単に手に入りません…
近くのホムセンで調達した、20mmのスポンジで、やってみます。
裏面に、接着芯を貼り付けました。
使用するミシンは 古いリッカーの職業ミシン。
足踏み式でしたが、取っ手を付けて、「手回しミシン」として、時々、ワッペンの貼り付けや、レザークラフト等で、使っていたものです。
一応、両手が使えないと、不便な場合に備えて、モーターを付けていますが、家庭用のミシンに付いていたモーターを再利用していますので、パワーは ありませんが…
工業用上下送りミシンが、欲しくなってきたぁ~www
まっ、あっても、使いこなせる自信は ありませんが(笑)
下手の横好きでw、押さえは 何種類か持っているのですが、何がいいかな?
ちなみに、上左から、
上送り押さえ ローラー押え ファスナー用
スムース押さえ ローラー アタッチメント 標準押さえ
迷った結果、上送り押えで、やってみます。
気分は 工業用上下送りミシン(笑)♪
さて、縫い方ですが、
←のように、均一に引っ張りながら、折り目の数ミリ左をまっすぐ、縫っていくらしいのですが、スポンジが、モコモコすぎて、とても、まっすぐに縫えそうもありません。
なので…
表面から、縫っていきます(笑)
いや、違うんです!!
これが、自分なりの作戦で、まず、表面から仮縫いといいますか、4mm間隔位で、縫い付けます。
で、生地を折り返して、折り目から、3mm程度左を 2.5mm間隔で、縫い付けます。
生地の折り目とスポンジは すでに縫い付いていますので、大きくズレることは なさそうですが…
はたして、どうかな?
モコモコして、縫いずらい…www
な、何とか、1本縫い付けました。
同様に、表面を縫って、折り返して縫って…を繰り返して♪
真ん中から縫い始め、端まで縫い終わったら、ひっくり返して、すべて縫い終わったところです♪
生地を引っ張る力具合で、ロールの状態が、微妙に変わるようで、やはり練習が必要ですね♪
まぁ、初回の練習としては 許容範囲というコトで(笑)
型紙を重ね、切り取り線の、2mm内側を ほつれ防止を兼ねて、縫い付けます。
曲線なので、ローラー押えを使用しました。
周囲を縫い付け終わって、カットラインに沿って、切り取りました。
折り返し部分は 3枚重なった状態ですので、かなり切り難いですが、ハサミで、慎重に切りました♪
ちなみに、断面は こんな感じですw
続いて、サイド部分の切り出しです。
型紙は 共通ですが、左右対称になるように、裏表を合わせないと、同じ形が、2枚になっちゃいます(過去に、経験済www)
ダイソーで、コンパス買ってきましたw
細目のペンを挟み、縫い代の15mmラインを引きます。
座面との縫い合わせは 過去に、開襟シャツを作ったときの、袖やヨークの縫い方と同様、 生地を中表にして、 適当な切れ目を入れて、シワを逃がしながら、ホチキスで、仮止めですw
厚みがあるので、普通のホチキスでは 多少無理がありましたが…
せめて、11号針があれば、よかったのになぁ~w
この時も、 ローラー押え を使用して、縫い付けました。
タック部分は厚いので、手回しで、1針づつ、確実に、突き刺していく感覚です。
曲線部分は シワが均一になるよう、時々、生地を ローラーの下に、千枚通しで、押し込みます。
ミシン部屋は狭いんですw
窓も、エアコンもありませんww
汗だくになりながら、一応、縫い終えましたwww
多少、シワや、ヨレはありますが、合皮は伸びるので、張り方で、ごまかせるかな?(笑)
この時点で、現行のカバーを剥がしました。
き、汚ぇ~!!www
ホントは アンコ補修してから、型紙を作るべきところ、先の理由(まぁ、ビビリw)により、10mmスポンジを 伸ばし気味で、表面に貼り付けるだけにしました♪
クリップで仮押さえして、タッカーで、打ち込みますが、最初ハンドタッカーを使ったのですが、今一、刺さりが甘いので…
木工作で使用している、エアタッカーを使いました
これなら、確実に、突き刺さりますね。
指刺し注意報です♪
曲線にキツイところは ドライヤーで温めながら引っ張り、徐々にシワを伸ばして仮止め。
伸ばして仮止め…を繰り返して♪
こんな感じになりました♪
突っ込みところ満載ですがw、自分の中では とりあえず、許容範囲というところなので、続いて、タンデムシートも、やっちゃおうと思ったところで、ふと、思い付きました。
タンデムシートの最後尾に、文字を刺繍したいと…
刺繍枠にセット。
裁縫前じゃないと、出来ないから、既製品には無理ですからね♪
試すチャンスですw
刺繍後、文字が、最後尾に来るように、調整しての、折り目付けです。
づれないで、縫えればイイのですが…
頑張りますw
これも、何とか、縫い終わりました♪
細かいダメ出しは 置いといて(笑)、このまま進めます。
張替終わったところで…
固定金具が、思ったより上に来るんですねw
あー、刺繍部分が、もう少し上に来るように、すればよかったぁ~!!!
明らかに、確認不足ですw
まぁ、それも含めて、練習ということで、自分を納得させます(笑)
CCバーの背もたれ部分は カバーを外すと、平らな板にウレタンが貼ってあるだけでした。
どうせなら、もう少し、縦長にしたかったので、
同じ位の厚さの板を切り出して、裏面から、M6の爪付ナットを打ち込みます。
(左が今回、切り出した板。右が、現状板)
ウレタンも、同型に切り出して、カバーの型紙を作ります。
工法は同じなので、割愛して♪
完成後、バイクに取り付けると、こんな感じになりました♪
あんまり、じろじろ見ないでねw
アラ探しは やめましょう(笑)
後ろは こんな感じ♪
ん~、やっぱり、文字は あと、1センチ上が、よかったなぁ~www
まだまだ、ダメ出しすると、キリがないですが、実際にやってみたことで、改良、改善点、スキル向上の必要性等、気が付いたことが、たくさんあります。
それらを含めて、次回は もっと上手く作れるようになりたい♪
あと、継ぎ合わせには パイピングや、ダブルステッチにも、挑戦したいw
あー! また、やりたいことが、増えすぎて、あと100年は 死ねないな!(笑)
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