いつもの「中村英二.com」案件ですww…
ダイハツ・ネイキッド(EFエンジン)のアイドリング不調を探ってみた
ちょっと珍しい車が来ましたw
ダイハツ・ネイキッドですね♪
年式の割にはボディーや下廻りの腐食もほとんどなく、イイ感じなのですが、アイドリングが不調らしい。
急にエンスト寸前まで下がったり、突然2000回転オーバーになったりするのは さすがに不安なので、自分なりに調べてみたいとのこと。
どうぞ!ごゆっくりwww
*毎度のことですが、みかさベースは 整備工場ではありません。
あくまで、車両のオーナー自身による自主整備で、みかさベースは「撮影」と「簡単なお手伝い」のみ担当ですwww
また、ブログ掲載に関しては、承諾いただけた場合のみ掲載しております。

そもそもが古い車(もっとも、みかさベースでいつもいじっている車と比べたら、新車みたいなモンだけど…)で、半年程寝かせていたみたいなので、消耗品の交換から始めるようです♪

オイル、エレメント交換に続いて、エアフィルターも新品を用意していたようです。

プラグは3本中2本が死にかけていましたwww
これも交換ですね♪

イグニッションも手配済とのこと。
これで点火系は大丈夫かな?!
てか、プラグがオイルに浸かっていましたwww
これって…

原因はプラグシールですね?!
「要交換だね!」
「いや~それが、本来はタペットカバーごとASSYでの交換になるらしいのよぉ~」
「????」

タペットカバーを外してみると、蓋の裏側に鉄板が一枚リベット留めされているwww
嫌がらせ???
タペットカバーごと交換なら2万円程掛かるらしく、今回はパッキンのみ調達してきたとのこと…やるねぇ~www

メーカーでは決してオススメしないであろう、プラグシールのみを強引に交換するには プラグシール周辺を広げて交換する方法と、リベットを落として、鉄板ごと一旦外す方法があるらしく、今回は後者で♪

ボール盤リベットの頭を削ぎ落して外しました♪
オイルと鉄粉まみれなので、暫く洗剤に浸けておきます(北海道では 「うるかす」と言いますw)

タペットカバー側もバリや汚れをミニルーターで、丁重に処理する平成初期生まれの元少年の図www

まだ汚いですがwww
先にパッキンを外しちゃいましょう。
シールプーラーを使う程でもなく、簡単に外せたかな?!

全部取れたところで、洗浄しましょう♪
液ガスのカスも残っているようなので、ブラシでゴシゴシ♪

ごめんね!みかさベースにサンドブラストのキャビネットはまだ用意してないのwww
まだ汚れは残っているけど、まぁ~イイっしょ!
シールドライバー貸してあげるから、パッキン装着しちゃいなwww

ついでに、オイルコントロールバルブの汚れや固着のないことを確認して、時間的に一旦終了。
で、後日、アイドリングが極端に落ちることは無くなったものの、ハンチングは相変わらず…とのことで、もう少し調べたいと再びみかさベースにやってきましたwww
少し、まじめに(?)考えてみましょう♪
考えられる原因としては
・点火系統→プラグ、イグニッション交換済
・オイルコントロールバルブ→前回確認済
なので、
・ブローバイ関連?
・ISCV?
・EGR関連?
順番に見ていきましょう♪

エアフロ辺りを見てみます♪
オイルで結構汚れていますね。
ブローバイガスに混ざって、オイルが混入したのですね?!

ということは ヘッドカバー内の圧が上がってブロバイホースから、オイルも一緒に噴き出しているのでしょう。
ヘッドカバー上部のパイプと負圧ホースを一通り点検とお掃除♪
劣化しているホースは同径のホースに交換♪

ついでに、こちらのバルブも、一方通行を確認♪

これだけオイルで汚れているので、ISCV周辺も確認してみましょう♪
アクセルワイヤーと、クーラントホースを外して♪

後ろのコネクターも外して、スロットルボディを外します。
*工具を持ちながらのパーツ外しはいけませんねw
予期せぬ2次災害が発生の恐れあり!www

詰まりは少なかったものの、パッキンが完全にヘタっていましたので、もしかすると、若干漏れていたかもしれませんね?!
手配していたそうで、難なく交換です。

清掃後、すべて組み上げてから、クーラントを確認しましたが、若干少なかったようで、補充です。

アイドリングは基準値に落ち着いたようです♪
30分程、近所をテスト走行しましたが、ハンチングは発生しなかったとのこと。
暫く様子をみるそうです。
今となっては 球数の少ない、個性的な車なので、長く乗ってほしいですね♪
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