刺繍データー作成ソフト「刺繍pro10」について…その2(SVG編)

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前回は  1.「PC刺しゅうデータ作成ソフトウェア 刺繍pro10」のみで作成 を書きましたが、
刺繍データー作成ソフト刺繍pro10」では  イラストレーターや、インクスケープ等で、作成、編集した画像を取り込み、刺繍することができます。

が、 最初のうちは 上手く出来る時と、出来ない時がありました。
取説には ほとんど書かれてませんし、ネットでも情報が少なかったので、まとめてみました。




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拡張子について


「刺繍pro10」に取り込み出来るファイルの種類(拡張子)は  svg ,wmf,emf いわゆる「ベクトルデータ」に対し、一般にイラスト等の画像は bmp, gif, jpg, png,…など、「ビットマップデータラスタ形式)」ですね。

そこで、「ビットマップデータ」→「ベクトルデータ」に変換する際に、ちょっとした不具合が起こると、上手く刺繍できません。



ビットマップとベクトル


そもそも、ビットマップとベクトルの違いは何でしょう?
専門的に、詳しく知りたい方は ググって頂いた方が正確ですが、ザックり言うと、



ビットマップ点で表現するので、画像を拡大したり、縮小すると、画像が乱れる
ベクトル計算式で、表示するので、 画像を拡大したり、縮小しても、画像が乱れない



といったところでしょうか?
なので、刺繍ミシンに限らず、コンピューター制御で動く機械類(みかさベースのCNC系機械)のほとんどは ベクトルデータにて、作成しています。



イラストレーターから、svg


刺繍データーの作成には イラストが描けて、svg ,wmf,emf のいずれかの形式で保存できるソフトでしたら、何でも構いませんし、最初から全て描いた場合(画像を取り込んだり、配置等しない場合)は ほとんど問題ありませんが、何点か注意点がありましたので、以下、「イラストレーター」→「svgで保存」を例にします。



パスと塗り色



←のような画像を作ってみました
(こんな刺繍する人いませんが…)

一見、左右対称で、四角に円と半円で、くり抜いているようですが、これを 「ファイル」→「別名で保存」で、svg形式で保存して、刺繍proで呼び出すと…




左側は縫わないのに対し、右側は 白色の糸で縫っています。
これは 左側はパスで作られているのに対し、右側は 白色の円を重ねただけだからです。



刺繍proで呼出してからでも、修正できますが、もっと細かいデザインの場合は 修正が大変だったり、意としないステッチになったりする場合がありますので、作図の際は 

・余分なパスは消去する
・刺繍しない部分は 「塗り」を「なし」にする



、統一した方がよさそうです。



線と縁取り



イラストを描かれるときは 「線」は「なし」の方が無難です。

刺繍する際に、線(縁)を縫いたい場合は 刺繍proにて、縫い方や、幅を設定できますので、作図時は 入れないで統一したほうが良いです。(個人の感想ですが…)




←のようなデザインで、「縁縫い」ではなく、「面」として扱いたい場合は、「線なしの図形(黄色と赤の円径)」を重ねて作った方が、刺繍する際、それぞれ、面と線の縫い方設定ができます。



・「線」は「なし」で作図
・縁縫いは 刺繍proで設定
・すべてパスで処理する



画像を取り込む場合


ビットマップ形式(ラスタ形式)のデザインを刺繍したい場合、刺繍proで、変換することも可能ですが、上手くできなかったり、意としないデータになる場合があります。
その都度、調整や修正するのは大変なので、イラストレータなどで、読み込み(配置)して、調整後、svgに変換した方が良いです。
例として、フリー画像(jpg)をお借りします。



イラストレーターで、「ファイル」→「開く」で、画像を呼び出し、そのまま「ファイル」→「別名で保存」で、svg形式で保存してみます。




読み込まれません(笑)

ブラウザでは表示できますが、ビットマップをそのまま強引に、ベクトル形式にしたので、刺繍proでは 読み込めないデータになっているようです。
今回のように、全く表示されなければ「おかしい」と気づきますが、一部だけ表示されない場合、刺繍してから気づくこともあるので、要注意です。




次に、カラー変換数や、最小エリア等を調整して、「ライブトレース」→「拡張」でパスに変換後、svg形式で保存します。




取り込めましたが、背景が四角く白色で刺繍されてしまいます。
先程の「パスと塗り色」で行ったように、ここで、調整もできますが、やはり、作図の段階で行うべきでしょう。




画像を「右クリック」→「グループ解除」で、背景部分をクリックすると、「塗り」が「白色」になっています。

余分なパスをすべて消去して、svg形式で保存します。




うまく出来ました。

あとは 各パーツの面や、線の縫い方 縫い密度、縫い角度などを設定して、刺繍開始です。




実際に、刺繍してみました♪



・呼び出した画像は パスに変換する。
・余分なパスは消す
・細かすぎる部分は 消すか、パスを調整する。



今回は 画像編集ソフトで作成した画像(イラスト)を刺繍proに呼び込むための注意点を記載しましたが、

次回は 

3.イラスト(bmp等)や、写真(jpg等)を「刺繍Pro10」にて、刺繍データーに変換する。

をまとめてみたいと思います。

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