ラバープリントで、オリジナルTシャツを作ってみた

先日、みかさベースの、ご利用者様から、
「オリジナルデザインのTシャツを作りたいんだけど…」
と、相談メールを頂きまして、枚数や、デザイン等を お聞きしたところ、工法は「ラバープリント」にて、行うことになりました。
但し、材料は ご自身で、用意してくださいね。
と云うことで、材料が届き、作業をされて行ったのですが、その時の作業写真を載せる訳には いかないので、「みかさベースTシャツ」での再現です♪

まず、プリントする Tシャツを 軽くアイロンをかけ、シワをとり、プリントするサイズを 決めます。
今回は A4サイズよりも大き目の、横幅300mmとします。

使用するラバーシートは 在庫品の中から、「ラメ入りシルバー」にしました。
写真では 判りずらいですが、結構、イヤらしいくらいに(?)、テカりますよ(笑)

ラバーシートは 裏面からカットするので、データーを反転させて、大きさ、カット条件等をカッティングマシンの制御ソフトにセットします。
(ラバーシートは 伸びる性質があるので、通常のカッティングシートより、かなり遅めの設定にします)

カットが終了。この時、表面(写真では裏)の「耐熱シート」は切らない(一緒に切ったら、バラバラになっちゃうから)ハーフカットとなっています。

次に、プリントしない部分を デザインカッターや、爪楊枝などで、取り除きます。(カス取り)
一見、面倒ですが、通常のカッティングシートよりは 全然、楽チンです♪

カス取りが終わったら、一旦、Tシャツの上に、置いてみます。
何故か、何度やっても、この段階で、思わず、ニヤニヤしてしまいます(笑)
早速、貼り付けましょう。

このラバーシートの 転写温度は 130度ですので、 ヒートプレス機 に、セットします。
家庭用アイロンで、転写する場合は 設定ダイヤルは 中位でしょうか?
温度は 低すぎると、くっつきませんし、高すぎると、シワになったりしますので、適温が大事ですね。

1回目のプレスは 15秒程。
家庭用アイロンの場合は 滑らさずに、一か所ずつ、上から体重をかけて、押し当てていくと、上手く出来ると思います。

1回目のプレスが終わっても、耐熱シート(透明フィルム)は すぐに剥がさず、冷めるまで待ちます。
時短の為、ドライヤーの送風(温風じゃないよ)で、荒熱を取ったり、

完成時に、眺めて飲む為に、キンキンに冷やしたビール(第三ですが…)を転がして冷ますのも、有効です♪
(これ、本当です)

十分に冷えたら、耐熱シート(透明フィルム)を剥がします。
この時、ラバーシートも、一緒に剥がれてきたら、一旦戻して、再度、ヒートプレス(もしくは アイロン)すれば、大丈夫です。

耐熱シート(透明フィルム) だけ、上手く剥がれたら、クッキングシートを載せ、再度、ヒートプレスします。
温度は1回目と同じ、130度、時間は少し長めの、20秒にしました。

写真では 反射して解りづらいですが、ラバーシートの表面に、生地の凹凸が、薄っすらと見えれば、OKです。

で、完成したのが、↑こちら↑
撮影場所に、入り込む日差しが、強いせいか、せっかくのラメ入りシルバーなのに、写真で撮ると、白に見えちゃいますね(笑)
今度、摂り直そうっと!
あと、耐久性なんですが、参考までに、申しますと、

↑ ↑これは 約2年前に作ったモノですので、ひと月に、2~3回着たとしても、50回以上は 洗濯していると思いますが、今だに剥がれていません♪
あ、洗濯の時は ネットに入れて、干す時は、プリント部分を伸ばし過ぎない、アイロンは 低温で、ラバー部分には 極力かけないなど、ちょっとした、気遣いは必要のようです。
また、使用中に、剥がれてきたら、その部分を 再び、加熱プレス(アイロン)すれば、くっつく場合もあるらしいのですが、試したことが無いので、わかりません…
今回のように作る場合は ラバープリントシート さえあれば、カッターナイフ等で切って、家庭用アイロンで、転写も可能ですので、オリジナルデザインのTシャツや、ワークシャツを作るには、比較的、手軽にできる工法ですね。
«次の記事⇒ラジカセ パイオニアSK-50を修理してみた
*本文に関する、お問い合わせは コメント欄もしくはメールフォームよりお願いいたします
最近のコメント